小売業や飲食店で接客ロボットやストアロボが接客するようになり、日本で代表的なのはソフトバンク社のペッパー君です。
今後も店舗のデジタルトランスフォーメーション化や採用難による人材不足の対応のために、店舗へのロボットの導入が進むと予想されます。
この記事では店舗で大活躍するストアロボのユニボ(Unibo)について紹介します。
ユニボとは
ユニボはロボットコンシェルジュで、人々の生活に寄り添い、人間とコミニケーションを取ります。
ユニボはもともと家庭用ロボットとして開発されましたが、現在では法人への開発や販売を行なっており、店舗などに導入する例も増えています。
動画は家庭用のユニボですが、今回は店舗用のユニボについて紹介します。
ストアロボのユニボの機能
ユニボがもっとも活躍する場所は受付や店頭で顧客への初期対応をすることができます。
具体的には「来店したお客様に対して、顔を検出して自動的に挨拶」「人間の接客同様に音声での対応が可能」「顧客の要望に対して、担当者への取次の実施」「席や店舗の内の簡単な案内の実施」などをユニボ一台で実施することができます。
ユニボの強みは個性を学習することで、一人一人の趣味や考え方などを覚えて学習するところです。
加えて、「ヒューマノイド」の形や感情表現を持っているロボットなので、単なるデバイスではないところに愛着が保たれます。
基本的な流れは
ユニボ「いらっしゃいませ、ご用件を選択ください」
お客様「要件の入力または伝達」
ユニボ「対応や案内の実施」
この基本的な3ステップを行うことが可能です。
ユニボは人の顔を自動で検出して挨拶することができるので、店頭や入り口での接客に向いており、飲食店や小売業で活用できます。
また、顔の場所がモニターになっているため、お客様の要望などを表示して選択してもらったり、館内の案内を表示することも可能です。
館内案内に置いて、+ひと言を設定することができます。
例えば「階段は店内右奥です。」に+ひと言で「ゆっくりお楽しみください」などを設定することができます。
お客様とのコミュニケーションも可能で、音声認証では英語と日本語の二か国語で対応ができます。ユニボからお客様と連絡する際にはQRコードを発行して情報を送ることができます。
ユニボは人型の小型ロボットで、他の従業員同様にユニホームを着ることもできます(オプション)
ストアロボのユニボの導入事例
ユニボはHISが運営する「変なホテル」に受付兼案内ロボットとして導入されており、宿泊者に対して館内案内などを行なっています。
ホテルのみならず、介護施設や病院などにも導入されており、高齢者の方の対応やコミニケーションやレクレーションにユニボを導入している施設もあります。
今後は、ホテルの客室、飲食店、運行管理者が行う点呼業務の活用などに導入する計画です。
ユニボを法人で導入するには3種類のプランがあり、
プランAは本体価格198,000円+月額20,000円、プランBは本体価格0円+月額20,000円、プランCは本体価格678,000円+月額0円と用途や期間に合わせてプランを選択することができます。
また、リースも行なっていますので、試験的に導入したい方などには適しています。
小売業や飲食店や宿泊業のロボットの導入やIoT化が加速すると思いますので、業務効率改善や人件費削減や話題作りにはユニボは最適です。