我々の生活の中であらゆることが所有から共有へシフトしており、それに伴いシェアリングエコノミーが拡大しています。
シェアビジネスを利用することにより利用者は使用したいサービスや商品を低価格で利用することができます。
車や住宅などシェアできる商品やサービスの種類が増えてきていますが、シェアキッチンも近年利用者が増加しています。
「シェアキッチンってどんな人が利用するの?」、「メリットやでデメリットは何?」と疑問点もあるはずなので、内容を徹底紹介します。
シェアキッチンとは?
シェアキッチンとは名前の通りキッチンを数人でシェアすることです。
保健所の許可を得ているキッチンを備えて、利用したい人にキッチンを貸し出して料理やお菓子などを調理・提供することができます。
通常飲食店や自分の調理したものを販売するときは、店舗を構えて保健所の許可を得たキッチンや清潔さを保つ必要があります。しかし、自分で店舗やキッチンを構えるようにすると費用や時間の問題があるので、ハードルの高さを感じます。
このような場合にシェアキッチンなら保健所の許可を得ているので、マルシェやイベントで「自分の調理した料理やお菓子を販売したい」、または「デリバリーの料理を販売するときにキッチンだけでも利用したい」と思う人はキッチンを利用して販売できます。
シェアキッチンは自分で調理したものを販売したい人におすすめです。
シェアキッチンのメリット
シェアキッチンを利用することで料理やお菓子の販売を行うことができます。
調理したものを販売するときは保健所の許可を得たキッチンを利用する必要があり、自分のキッチンでは調理をして販売することができません。
しかし、シェアキッチンは保健所の許可をすでに得ており、シェアキッチンで調理したお菓子などは販売することが可能です。
「自分の作ったお菓子やパンはどんな評価を得ることができるのか」、「調理の腕試しをしてみたい」と思う人は気軽にシェアキッチンを利用することができます。
シェアキッチンで飲食店を開業してみることもできます。シェアキッチンは店舗も備えられており、キッチン以外専門的な調理器具が備えられているので、飲食店に必要なものは全て準備されています。
飲食店の開業をしようと思って、必要な店舗や調理器具を揃えようと思うなら、かなりの費用が必要になり、また自分の作る料理やお菓子が売れるかも分かりません。
しかし、シェアキッチンを利用するなら数ヶ月間自分の料理を作って見て人気が出るのか試してみることもでき、自分で必要物を揃えて開業するより費用もかなり抑えることができます。
シェアキッチンのデメリット
シェアキッチンは自分の利用できる時間が決められています。
利用する時間によってお金を支払うので、時間内に調理をしないとさらに延長の料金を支払わなければいけません。
また、他の人もシェアキッチンを利用するので、予約の都合で延長ができないこともあり、調理の際は時間を気にして予定内で作り終える必要があります。
自分の調理したいときに誰かがシェアキッチンを利用していると使用できないなど、自分の思うようにキッチンを使えないことも生じます。
シェアキッチン運営を考えている方へ
シェアキッチンは空き家を有効活用することができます。
自分が使用していない空き家を持っており、買い手が見つからない場合は出費だけがかかってしまい、損をしてしまいます。
しかし、空き家をシェアキッチンとして改装するなら自分の収入源として利用することができます。
空き家としてただ放置しているよりも、シェアキッチンとして利用するなら副業の収入として計算することもできるので、買い手が見つからない場合は検討してみることをおすすめします。
シェアキッチンとして提供するためには準備費用がかかります。
シェアキッチンとして利用するために家の中を改装する必要があるので、改装費を出費する必要があります。
また、シェアキッチンとして利用してもらうために、調理器具やキッチンの準備をする必要もあります。
さらに、保健所の基準を満たさなければいけないので、清潔感を出す必要があり、改装やキッチンすも質を上げなければなりません。
シェアキッチンを準備するための投資費用は少なくはなく、数百万円以上は必要です。
シェアキッチンを利用するなら保健所の許可があるので、調理したものを販売することが可能です。「自分のお菓子や調理したものを販売したい」と思うなら、シェアキッチンは良い方法なので、利用を検討してみてください。