接客ロボットのペッパーやお掃除ロボットのルンバなど日常生活の中に様々なロボットが馴染んできており、今後あらゆるシーンでロボットと共存していく機会が増えると予想されます。
この記事では食事の際に大活躍する調理ロボット「Sally (サリー)」を紹介します。
調理ロボット「Sally」とは
「Sally 」とは、アメリカのサンフランシスコを拠点とするChowbotics社によって開発された全自動型のサラダ調理ロボットです。
Sallyはコワーキングスペースやオフィスや病院などに設置されています。一メートル四方のスペースがあれば、どこにでも設置できます。
特徴は5点あり
- 22種類の食材を入れた筒状の容器を用いて、ユーザーがディスプレイからメニューやトッピングを選択するだけで、1000種類以上のサラダから好みのサラダを作ってくれる。
- レタスやキュウリなどの22種類の新鮮な野菜を最大100食分提供できる。
- 24時間365日、いつでも新鮮なサラダを、ユーザーが欲しいタイミングで提供することができる。
- 食べ残しにフードロスの減少や、人件費の抑制が出来る為、全体的なコストの削減ができる
- 販売プロセスの無人化だけでなく、製造プロセスの自動化をも実現
導入価格はメーカー価格$30,000(約340万円)になります。
Sallyは家庭用の開発はしておらず、現段階では法人向けの販売です。
調理ロボット「Sally」の使い方
Sallyのご利用方法をとても簡単で、野菜の入った自動販売機のような機械にあるディスプレイに沿って、お好みの食材やトッピングを選択肢、自分好みのサラダを決めます。
Sallyは健康促進をしているため、商品を確定する前に自動でカロリー計算を行い、トッピングなどを変更することも可能です。
レシピ選択後は取り出し口から製造されたサラダを取り出します。
Sallyのサラダの調理時間は一食60秒です。
「テクノロジーが人の代わりになる」というのは、少子高齢化や業務効率改善では重要なキーワードで、Sallyが調理ロボットとしてシェフの代役になる可能性があります。
このロボットの技術が成功するれば、食材を変えた料理でも展開の可能性があります。
調理ロボットの先駆けは回転寿司などで目にするシャリを作る機械がありますので、寿司や丼もの専用の調理ロボットが誕生する可能性があります
実際に飲食店での調理ロボットの導入などは飲食業界のIT化やデジタルトランスフォーメーションではホットな話題です。
スターバックスやマクドナルドではスマートフォンから注文できるモバイルオーダーを積極的に導入しています。
このようなロボットや機械による業務実施や効率化は人材不足の日本の飲食業にとって大きな助けになるでしょう。