インバウンドで外国人のお客さんが増えており、店頭での外国人対応に苦労している店舗も多いと思います。
英語や中国語など多言語を話せる従業員を採用しても一人が何ヶ国語も話せる訳でもなく、対応言語毎に採用が必要になり、採用活動や教育や人件費が負担となります。
そのような課題を解決するのにディスプレイ翻訳のサービスのPaykeがあります。
このサービスはスマホやタブレットを活用して、商品の特徴などをそれぞれの言語で伝えることでお客さんの買い物をサポートし、購買を促進します。
この記事ではPaykeについて紹介します。
Paykeのサービスの概要
Paykeは言語を超えて商品の魅力を伝えることができ、Paykeに登録すると、お客さんは店頭で多言語で商品の情報をチェックすることができます。
従来の小売業では多言語対応として、パッケージの変更や従業員を採用していましたが、Paykeを導入することでQRコードやタブレットを通じてお客さんに情報を提供することが可能になります。
Paykeは商品についているバーコードをアプリでスキャンすることで、すぐに多言語で商品情報が表示されてます。
お店に外国人が多数来店されるケースでは、商品を多言語対応するのに苦労するケースが多いですが、そのような事情のあるお店でもアプリを使ってもらえばすぐに問題を解決できます。
アプリに日本語で商品を登録しておくと自動的に7カ国語に翻訳され、外国人のそれぞれの母国語に翻訳されます。
また、文字や画像、動画などパッケージには掲載できない情報をアプリを通して伝えることもでき、より商品の魅力を訴求できるようになります。
Paykeに商品の情報を登録する際には、メーカー側が登録するか、Payke側で登録するか2つのパターンがあり、自分たちで登録することが困難な場合には、商品情報の登録までPaykeに任せることが可能です。
また、Paykeの翻訳は機械翻訳だけではなく人力翻訳にも対応しているのが特徴で、より正確な翻訳を求めているならば人力翻訳を選択することで、Paykeが翻訳会社を紹介してくれます。
このようなPaykeのサービスに加盟している企業は1200社を超え、商品の登録点数は35万以上で、これまでの累計ユーザー数は400万人を超えていている注目のアプリです。
ディスプレイ翻訳のサービスを提案しているPaykeは2014年に沖縄で設立された会社です。訪日外国人向けにショッピングをサポートするアプリでの開発と運営を行っています。
Paykeのメリットデメリット
Paykeを利用するメリットはインバウンドに対応することができる点です。
店頭に外国人がいても対応できずに困っている小売店はたくさんありますが、店頭や商品棚にタブレットを設置すると、お客さんがバーコードをタブレットにスキャンさせることで商品情報を母国語でチェックすることができます。
多言語に対応しているため、英語や中国語はもちろんのこと、もっとマイナーな言語にも対応させることが可能です。
Paykeを設置することによって接客コストを削減でき、外国人に対応するために外国語に精通しているスタッフを用意する必要がありません。
Paykeは7言語に対応していて、タブレットを設置するだけでよいため、スタッフを増やすことなく外国人に対応できるようになります。
加えて、Paykeを設置することで商品の売上を伸ばすことができ、Paykeで商品をスキャンしてもらうことで決済額や購入個数がアップしたという結果が出ています。
また、Paykeによって外国人のデータを収集と蓄積することができ、それをリアルタイムで分析することが可能です。
ユーザーのデータを活用することで、どこで自社の商品に興味を持ったのか、店舗内でどの商品に注目したのかといったデータを取って分析できます。
一方、Paykeのデメリットはタブレットなどの端末を操作しないと利用できない点で、商品のバーコードからスキャンする必要があり、機械の使い方に慣れていない人には苦労します。また、インターネット環境も必要で、旅行中でポケットWifiなどを持っていない方は即座に利用できないため、店舗のインターネットを提供する必要があります。
また、Paykeは7言語に対応することができるのですが、それ以外の言語には非対応ですので、必ずしもすべての訪日外国人に対応できるとは限らないです。
ディスプレイ翻訳サービスのPaykeのサービス概要についてまとめました。
訪日外国人が増えていて、外国語に対応するのに苦労しているお店やメーカーは多く、このようなケースで役に立つのがPaykeです。