小さな雑貨屋やアパレルショップなどでタブレットを利用したPOSレジを目にする機会が増えてきました。
2016年ごろからタブレットを利用したモバイルPOSは飲食店を中心に導入され始め、現在は小売店にも導入されるようになっています。
モバイルPOSとはクラウド上でデータを管理し、タブレットでいつでもどこでも利用でき、かつUIUXにも拘りがあり非常に使いやすいシステムです。
また、バーコードリーダーなどとセットで利用することもでき小規模の小売店では非常に便利なシステムです。
この記事では小売店がタブレット型のモバイルPOSを導入すべきメリットなどをまとめています。
飲食業界のモバイルPOSとは違い、小売特有の機能なども併せて説明しています。
小売店のモバイルPOS
モバイルPOSとは、「タブレットやスマートフォンといったモバイル端末を利用したPOSシステム」のことを表し、売上や在庫管理、決済などの機能を備えつつも、従来のPOSレジと比較しても安価で、利便性が高いことで注目が集まっています。
ちなみにPOSとは「Point-Of-Sale」の略称で、商品の取引情報や、商品の在庫状況を管理できるシステムのことです。
従来のPOSでは専用のレジを活用していましたが、モバイルPOSはIpadなどのタブレットでアプリケーションを利用するのが特徴です。
POSレジと比較しても、「コンパクトなサイズ」「導入コストが安価」「小売店に必要な機能が網羅」「操作がしやすい」「持ち運びができる」「スペースを必要としない」などがあり、操作性がシンプルなため、新規スタッフへの教育などの時間を省くこともできます。
加えて、モバイルPOSには勤怠管理や商品発注などの付帯サービスや外部サービスとの連携をしている場合も多く、一元管理や他のサービスとの二度手間を省くこともできます。
モバイルPOSの小売業特有の機能
小売業の店舗運営でもっとも重要なのが在庫管理で、多くの時間を費やしていると思います。
現在はExcelなどの表計算ソフトで管理している店舗もありますが、手間がかかったりミスが起こる可能性もあり、常に懸念が残ります。
また、エクセルだけでは売上実績や在庫回転率、売れ筋商品の確認など必要な情報を確認するのに、計算式などを入れて加工する必要があり手間になります。
モバイルPOSでは簡易在庫管理が可能で棚卸、店間移動、発注、入出荷、ロス管理や在庫分析など、店舗のコンディションを分析ができ、それを元に店舗オペレーションの改善や発注数量の変更をすることができます。
そして、モバイルPOSは「クラウドでデータを確認できる」ため、売上からすぐに売上実績が反映されます。
複数店舗運営する場合にもモバイルPOSは対応しており、ぞれぞれのお店の状態をリアルタイムで把握し、本部で商品や価格、在庫、顧客情報などを集中管理することができます。
レジを導入や変更する際に比較や相談できる「レジチョイス」「POS一括システム.com」に問い合わせてみるのも選択肢の一つです。
接客中に、端末で商品情報や在庫情報、顧客情報などを即座に確認することが出来るので、現場に不慣れなアルバイトスタッフでも、ストレスなく接客することができます。
このように小売店に特化したモバイルPOSでは在庫管理の機能を充実され、会計業務だけでなく、発注から仕入れ、販売までの店舗運営の効率改善に繋げています。