ライブコマースアプリの17Liveやショールーム、インスタグラムやYoutuebeなどのライブ配信で世界中で動画をリアルタイムで配信することが一般化してきました。
加えて、2020年夏に通信環境が5Gへと移行して、スマホで動画を見る人や動画市場に参入する企業が増加することが予想されます。
その中で注目なのがライブコマースで、単なるライブ配信ではなく、ライブ配信を通じて商品の販売を行います。
ライブで商品の良さや機能を伝えたり、コメント欄の質問に答えながら顧客の要望に答え、そこからECサイトなどの購入サイトへ斡旋して購入に繋げます。
この記事ではライブコマースを提供しているハコスコについて紹介します。
ハコスコとは
ライブコマースを提供するハコスコは2014年7月で東京都の渋谷区に位置し、社員数は10名であり、小さい規模の会社です。
主な事業内容はVRサービスの開発・販売・運営とライブコマース事業です。
手軽にVRを体験してもらうためにスマホを使ったサービスを提供しており、手軽に誰でも場所や時間を選ばずにVR体験ができるような環境を整え、多くの企業やユーザーから評価されています。
ハコスコというのは箱とスコープを合わせた造語であり、ダンボールにレンズを取り付けてスマホを利用するだけで簡単にVR体験を可能にしています。
ハコスコのVRライブコマース
ハコスコを代表するサービスがライブコマースで、サービスの正式名称は「ハコスコVRライブコマース・ソリューション」です。
こちらは360°映像の配信と販売機能を連動させているのが大きな特徴で、事業者にとってVRコンテンツの販売とVR映像配信を利用したコマースが可能となります。
高品質で臨場感のあるVRコンテンツを扱うことができ、それを販売に活用することができるため、幅広い業界の事業者にとって有用なものとなっています。
また、アーティストやインフルエンサーが情報発信のために利用することも可能です。
ハコスコにはEコマース機能があるため、VRライブ映像を活用して販売を促すことができ、コンテンツ販売の機能としてはクレジットカードとiOSアプリ内課金に対応しています。
利用料金は販売価格の20%となっており、さらにiOSアプリ内課金の場合は50%です。
コンテンツ販売やコマースではさまざまな利用事例があり、たとえばアイドルグループの映像配信において、VR映像の公開を行い、アイドルたちがまるで目の前にいるように感じることができて、夢のような疑似体験ができます。
VRによって世界旅行ができるというコンテンツに利用されたケースもあります。
ハコスコのVRライブコマースのメリットデメリット
これから事業者がハコスコのVRライブコマースを利用するメリットデメリットを紹介します。
ハコスコのライブコマースを利用することで最新の販売戦略として注目されているVRライブコマースを実現できます。
ライブコマースを活用することで、消費者は五感を通して商品を体感することができて、通常のECサイトの広告よりも大きな購入動機を喚起させることができるのです。
まるで目の前に存在しているかのように商品を間近に感じることができるため、よりその商品をほしいと思わせることができます。
ライブコマースはリアルな臨場感を伝えられる点も大きなメリットで、ミュージシャンのライブは現地に行かないと臨場感がないと考えている人がいるのですが、ライブコマースであれば現地にいるときと同じような感覚でライブを楽しむことができるのです。
一方でライブコマースのデメリットはライブコマースを理解していただき利用してもらう必要があります。本当に魅力的なコンテンツを用意しておかないと誰も興味を持ってくれない可能性があり、ライブコマースのようなVR配信というのは、発展途上であり、まだまだ定着していません。
そのため、多くの人が敬遠する可能性があるため、いかにして見てもらうのか工夫する必要があります。
また、ライブコマースによる配信をチェックするための環境を整える必要があります。
VRを視聴するためには専用の環境を用意しなければならず、独自のVRゴーグルを利用者に提供しないとVRのコンテンツを見てもらえないので、気軽に視聴できるサービスとは言えません。
ライブコマースを提供するハコスコのサービスについてまとめました。
ハコスコのライブコマースを利用することでVRコンテンツを販売促進に活用することが可能ですすが、VRの普及度が高くないため、浸透するにはもう少し時間がかかりそうです。