近年、新しい宿泊体験としてグランピングが流行りだしており、キャンプが好きな層や若者を中心に人気を博しています。
加えて、自治体なども遊休地の活用を積極的に進めており、県外からの流入が可能な新たな観光地や宿泊施設として、グランピング施設が増えてきています。
今後、グランピング自体の認知度の向上と共に、グランピング施設は集客方法を考える必要があります。
SNSやSEOなどのマーケティング施策もありますが、OTAでの集客が一番効果的です。
グランピングの集客方法
ホテルやキャップ場などの宿泊施設も集客施策の一つにじゃらんや楽天トラベルのようなOTA(Online Travel Agent)があります。
OTAでは検索性、写真・文章のコンテンツ、口コミレビューの内容がとても重要で、OTA内でどれだけ表示されるかでグランピング施設の予約が取れるか否かが決まります。
OTA内のSEOで上位に表示されるのは、口コミレビューの点数が良く、予約実績が多い施設のため、大規模ホテルやチェーンホテルの場合がほとんどで、グランピング宿泊施設の集客施策としては不向きであると考えられます。
グランピング宿泊施設は、自社SNS・自社サイトでの集客が中心となり、グーグルなどの検索サイトでSEO対策で検索エンジン上位に表示されるか、もしくはダイレクトに宿泊施設名を検索してもらうのどちらかがほとんどになります。
SEO対策を行う場合、「エリア名+グランピング」程度のキーワードでは、競合が近隣にない場合には比較的簡単に上位が取れると思います。しかし、自社サイトを作成しただけで、自動的に多くの人が見てくれるわけではないので、ブログ記事の作成などは必要です。
一方で、近隣にグランピング施設が他にある場合などは専門的な対策が必要で、プロに依頼した場合には時間と予算を要します。
そのような場合にはいかに対象の宿泊施設の特徴を具体的なキーワードに落とし込めるかが重要になってきて、「バーベキュー+箱根+グランピング」「日帰り+箱根+グランピング」といった具体的なキーワードが必要です。
ただ、このようなSEO対策にも限界があり、効果が出るまで早くても半年はかかります。
最も効率的かつ確実に集客できるのは、ダイレクトに宿泊施設名を検索してもらう・リンクから飛んできてもらうという方法です。
ダイレクトに検索してもらうためには、テレビや雑誌の取材、ブロガーやインスタグラマー等のインフルエンサーを使った、あらゆるメディアを駆使した露出強化が必要にな理、初期投資はある程度かかりますが、対象の宿泊施設の認知度を上げるためには有効的です。
また、自社SNS・ランディングページ等で想定ターゲットへ向けたキャンペーンを打ち出しする等して、検索した人をリンク先の自社サイトへ誘導する経路も確保しておきましょう。
グランピング専門のOTAで集客
グランピング業界の特化したOTAはいくつかあります。
「リゾートグランピングドットコム」というOTAでは利用があったお客様の属性分析や反応率が高かった施策の振り返りができるため、狙うべきターゲット像の想定や特定の宿泊施設の強みを明確にすることができます。
また、一度きりの集客ではなく、リピーター化を促す戦略として、対象の宿泊施設で利用があったユーザーのデータを管理し、次回の旅行を提案するシステムも構築しています。
OTAで集客戦略を練りながら、最終的な強化ポイントである自社SNS・自社サイトへも戦術展開し、網羅的に集客していくことが効果的です。

グランピングの平日の集客対策
観光型の宿泊施設は、土曜日・長期休暇はどこも満室状態、それ以外の平日は空室が多いという状態が続いています。
これは宿泊施設の常ではありますが、平日の穴を埋めることで、コンスタントに集客ができ、売上を安定化させることが期待できます。
平日に集客できるターゲット像としてまず思い浮かぶのは、未就学の子どもを持つママや老後を送っているシニアで、未就学の子どもを持つママは、日頃からSNSを駆使しているため、特にネット集客のしやすい層です。
まず、ママ層への訴求として有効的なのが、日帰りコンテンツです。旦那が夜に帰宅するため、また子どもが幼いため宿泊するのは難しく、日帰りを検討する人が多いです。
自宅からすぐに行くことができ、日帰りすることができるアクセス面や設備というのは、そういった「子どもの遊び場」と「ママ同士のコミュニティの場」を常にリサーチしているママにとって、非常にニーズが高いです。
具体的には、駅からの送迎サービス、子どもたちが遊べる遊具、動物ふれあい体験等のイベントが喜ばれるのではないでしょうか。また、このママ層は口コミが広がりやすい傾向があるため、お友達紹介キャンペーンや団体利用割引といった特典も効果的です。
一時期トレンドワードとなった「グランピング」は、今現代のニーズに合わせて多様化することが必要となってきています。
そのために、対象の宿泊施設の課題を掴み、ターゲット像を想定し、効率的な集客を図ることのできるネット集客戦略は、売上の安定化に留まらず、冒頭に挙げたような自治体の観光業界の活性化においてグランピングが重要な役割を担うことにも繋がるのです。
キャンプ場のもっとも集客効果のあるOTAは「TAKIBIキャンプ予約
キャンプやグランピングやコテージなどの施設に特化しているため、利用者属性があったサイトで集客の実施が可能で効率よく行えます。
OTAへの施設の掲載は無料で行えますので、すぐに集客したい方は「TAKIBIキャンプ予約
