生産だけに終わらせず、その屋上の菜園で収穫できた食材をウィルカムドリンクや朝食などでホテル内のレストランで提供する予定です。
写真はホームページより引用
日本国内では年間2,759万トンの食品廃棄物等が発生していると言われています。このうち、まだ食べることができるのに廃棄される食品のフードロスは643万トンです。
ホテルでのフードロス循環の仕組み
“#捨てないステイ”プロジェクトは、ホテル内で生ゴミから食品の生産、提供までを循環させる仕組みです。
「食べる」→「生ゴミが出る」→「コンポストに入れる」→「堆肥を作る」→「野菜を育てる」の循環です。
これらの活動はホテルとNPOが共同で行います。
2019年に環境省が主催した環境・社会課題の解決を目指す若手の起業家を発掘するイベントでホテルグレートモーニング博多と、アドバイザーとして選出されていたNPO法人循環生活研究所でビジョンなどが共感したのがキッカケとなりました。
そして、フードロスを失くすというビジョンに共感し、FUTAEDA(株)やローカルフードサイクリング(株)やサステナブル・ラボ(株)も協力企業として参加しています。
ホテル業界からフードロスの問題の解決へ
ホテルや旅館にレストランや朝食サービスが提供している施設も多いですが、レストランなどと異なりお客様の要望に合わせた料理を提供するのが難しいのが実情です。
宿泊者の用途や人数、また日本人と外国人でも味覚や好みが異なり食事の需要が大きく異なります。
また、ベジタリアンや宗教上一部の食材を口にしない人などもおり、顧客の要望の幅が広くなり、結果としてメニュー数を増やしている宿泊施設のレストランも多いです。
そして、食品ロスが増えてしまい、廃棄することが増え、食事も無駄にし、利益率も低くなるという悪循環が生まれます。
フードロスの問題は飲食業だけではなく、宿泊業にも同様のことが言えるのです。
フードロスに取り組む企業はたくさんあります。アプローチ方法などは違いますが企業では「FOOD PASSPORT」「Tabekifu」「TABETE」「Kuradashi」「たべるーぷ」「Reduce GO」などがあります。
ホテル業なので、一番の目的は安心してお客様が滞在・睡眠できる環境を提供することがホテルグレートモーニング博多にも求められます。
このホテルは次世代冷暖システムF-CON(光冷暖)を全部屋に採用し美しい空気にこだわっていたり、特殊な活水器、濾過を通って出てくるため、出てくるお水は全てミネラルウォーターなど品質へのこだわりを持っています。
また、IKEUCHI ORGANIC社のタオルや京都IWATAと共同開発した寝具など家具やアメニティでも高い品質を維持しています。
このようにホテルとしても一級のホテルグレートモーニング博多に注目です。