D2C

日本のD2Cのレディースアパレルの国内の成功事例

レディースアパレルD2Cの日本国内の事例②:COHINA

cohina(こひな)は小柄な女性をターゲットにしたD2Cのレディースアパレルブランドです。
サイズ展開はXS〜Sサイズに特化しており、身長が150cm前後の女性の綺麗めカジュアル層をターゲットにし、デイリーで使えるベーシックアイテムを取り揃えています。
以前から大きいサイズの専門店はありましたが、小さいサイズの専門店はありそうでなく、しかし需要があったのがブランドができた経緯です。

商品は通常のMやLサイズを小さくしたのではなく、150cmの方に似合うようにパターンやデザインをしているため、肩の位置や裾の長さで違和感が発生することはありません。

顧客層を限定しているため、モデルが着用した時も着用イメージがつきやすく試着や購入した場合でもサイズ違いやミスマッチなどがあまり生まれません。
インスタグラムやTwitterも積極的に行なっており、顧客とコミニケーションを取りながら商品開発を行なっています。

レディースアパレルD2Cの日本国内の事例③:over E

overE(オーバーイー)は胸が大きな女性のためレディースアパレルブランドです。
胸が大きい方は「太って見える」「シャツのボタンが外れる」「胸が強調されすぎる」など、洋服がサイズや形が合わず、違和感を感じながら洋服を着ています。
このような悩みを持つ女性は多く、その課題を解決するために生まれたのがoverEです。

胸が大きな女性の体型に合わせた服は、デザインやパターンが特殊なため、製造するのが難しく、試作品を作ってもバストの位置が合わなかったり、シワがよってしまったりで商品化するのが難しいです。
そのため、開発や生産の手間や時間がかかり、ビジネスとして利益を生むのが難しいです。

overEは自社ECサイトで商品を販売を行なっていますが、銀座に試着専門の店舗もあり、”自分だけのクローゼット”をコンセプトにしてあり、予約制になっています。店内は白とピンクを基調とし、overEの商品と広い試着室です。

レディースアパレルD2Cの日本国内の事例④:Factelier

Factelier(ファクトリエ)は工場直結のレディースファッションブランドで職人がこだわり抜いて商品が適正な価格で販売されています。
ファクトリエのこだわりとして、物作りにおいて非効率な部分に積極的に投資しています。つまり、大量生産をして効率化するのではなく、時間をかけて製造した商品にこそ、手間や時間の付加価値が上乗せれ完成度高い商品とそれにまつわる物語ができると考えています。

日本の高い技術力と職人文化に着目し、日本国内600以上の工場へ直接足を運び、独自のチェック項目で工場を見極め、質とビジョンの双方で合致した工場とメイドインジャパンの製品を作るために提携しています。
提携する工場はただ技術力に優れているだけでなく、誇り、独自のこだわりなどストーリー性も重視して、商品作りにおいて、職人のこだわりが詰まった本物の商品を製造しています。
そして、職人や工場が仕事が適正に評価され報われ利益が分配される仕組みを作り、商品を商品を従来の1/2以下の価格で提供しています。
工場にとっての適正価格はつまり、工場の希望価格であり、言い値です。つまり、市場の相場などは関係なく、利益を前提に売値を決めることはありません。
また、卸売業や問屋などの中間業者は介さずに工場と連携して、自社ECで販売しているため、中間マージンがかからず適正な価格で販売できます。

 

今回紹介したようにD2Cビジネスモデルは多種多様でマーケティングに特化している場合や、商品作りに特化している場合もあります。
今後、新しい時代において、直接顧客とコミュニケーションを取り、販売できるD2Cの市場は拡大すると予測できます。

注目のD2Cの全てを解説!初心者のためのD2C入門!D2C型のビジネスモデル、特徴、メリットデメリットなど、これからD2Cに参入や関わる人を対象にまとめています。...