日本のメンズアパレル業界は日々トレンドが変わり、店頭では常に新しい商品が発表されています。同時に買い物体験が変わり、実店舗でゆっくりと商品で購入するのではなく、ECやオンラインショップで購入する人も増えて着ました。
このような時代の変化に適応したのがD2Cブランドであり、メンズアパレル市場でも参入している企業があります。
この記事では日本のD2Cのメンズアパレルの事例を紹介します。
メンズアパレルD2Cの日本国内の事例①:objects.io
メンズのレザーグッズを販売するのがobjcts.io(オブジェクツ アイオー)で、土屋鞄出身者がパソコンケース向けの革製品を作るブランドとして立ち上げたのが始まりです。
上品なレザーを使用して、主にビジネスマンをターゲットとし、シンプルなデザインと機能性と品のあるバックパックや小物の革製品を販売しています。
objcts.ioは商品の質が高いのはもちろんのこと、SNSを通じたブランディングも多く、根強いファンがたくさんいます。
メンズアパレルD2Cの日本国内の事例②:Knot
Knot(ノット)は非常にニッチな市場で展開しており、腕時計のカスタムオーダーのD2C企業です。
腕時計本体のデザインや色からベルトなどのパーツまで自由にリーズナブルにオーダーメイド腕時計を組みあげることができ、組み合わせは1万通り以上です。
腕時計は日常的に利用するアクセサリーですが、意外にもカスタマイズ性がほとんどありませんした。
Knotは価格にもこだわっており、同等レベルの時計の市場価格の1/3程度の価格で提供するようにコスト管理を徹底しており、中間流通を廃したD2Cモデルを確立しています。
メンズアパレルD2Cの日本国内の事例③:ALL YOURS
メンズアパレルのD2Cとして、もっとも有名と言っても過言ではないのが、ALL YOURS(オールユアーズ)です。
オールユアーズの特徴はクラウドファンディングを多用しており、24ヶ月連続、隔月クラウドファンディングを実施しています。
クラウドファンディングで商品製造前に注文を取ることができるため、資金を集めるためではなく、受注販売のプラットフォーとして活用しています。
クラウドファンディングを通じて、企画をPRしたり、支援者に製造工程を公開することです、メーカーとユーザーが直接コミニケーションをとり多くのファンを作っています。
そのファンたちがさらにクラウドファンディングを実施することで、さらなる成長を遂げており、今までの支援総額は5700万円となっています。
「あたりまえを、あたりまえにしないモノづくり」を理念に、日常を快適にするための服を開発しており、生活に寄り添う服を目指しています。
メンズアパレルD2Cの日本国内の事例④:ファブリックトーキョー
ファブリックトーキョーはオーダーメイドのスーツやシャツのメンズアパレルD2C企業です。
メンズ向けのオーダースーツを手掛ける同社では、一度店舗で採寸してアプリに登録し、その後ECでスーツが購入できるというビジネスモデルです。そのため、スーツを買い替えるタイミングに店舗に訪問する必要もなく、アプリで買い物が完結できます。
店舗は試着や採寸用のためにあり、店舗でスーツなどを購入することはできません。
Webサービスを活用して、受注→製造→出荷といった一連の流れを一社完結することにより柔軟性を持ってスピーディーに対応しています。
インターネットでのマーケティングやサブスクリプションモデルの販売パッケージもあり、どんどん新しいことにチャレンジしています。
日本のメンズアパレルにおいて、D2Cブランドが増えて着ており、アパレル市場の中でも存在感を増してきています。
今後、トレンドや買い物体験の変化からD2Cの市場が伸びることが予想されます。