D2C

成功例から学ぶ日本国内のD2Cブランドの事例(食品・サプリメント)

日本でD2Cブランドが存在感を増してきており、インターネットで目にする機会が段々と増え、今後D2Cの市場を盛り上がりを見せることが予測できます。
しかし、D2Cは企画製造販売を自社で行うビジネスモデルをさし、アパレルや食品や化粧品やペットフードなど商品は多岐に渡ります。

この記事では日本国内で成功しているD2Cブランドの事例を食品とサプリメントについて紹介します。

食品D2Cの日本国内の事例①:Minimal

Minimal(ミニマル)は2014年にできたクラフトチョコレートのブランドで、商品名の通り「最小限で作るチョコレート」がコンセプトです。国際的な品評会で受賞歴がある世界から評価されているチョコレートです。
従来のチョコレートの製造はカカオの仕入れから加工メーカーを通じて行いますが、Minimalでは直接カカオの産地へ足を運び、カカオ豆の選定・仕入れを行ない、その後製造や販売まで独自で行なっています。
自社工房でカカオ豆から板チョコレートの全工程を管理・製造する“Bean to Bar Chocolate”専門店です。

Minimalはデジタルマーケティングに注力しており、オンライン限定の商品の販売や毎月商品が届くサブスクリプションモデルでの販売を行なっています。
加えて、Minimalは実店舗も運営しており、そこではスタッフから商品作りの拘りなどを聞くことができるため、Minimalに親近感や愛着を持ちます。
スタッフは顧客とのコミュニケーションを通じて、商品やサービスに関するフィードバックを聞き、商品開発などに繋げています。

食品D2Cの日本国内の事例②:ミスターチーズケーキ

食品のD2Cブランドでもっとも有名なのがミスターチーズケーキ(Mr. CHEESECAKE)です。
シェフが拘り抜いたチーズケーキの販売を行なっており、たしかな味わいでSNSでユーザーが拡散してどんどん認知度が高くなりました。
インスタグラムではプロフィール欄に「#mrcheesecake 付けて投稿いただいた写真を、紹介いたします。」と記載されており、ユーザーからすると「公式インスタグラムに使われたい」と思い、綺麗な写真を撮るようになります。
お金をかけた積極的にマーケティングは行なっておらず、商品の質と味と顧客とのリレーションシップ構築が認められて、消費者から支持されるようになりました。

ミスターチーズケーキはECのみの完全受注販売で、1日の販売数量もごくわずかで限定的で「幻のチーズケーキ」として人気を集めています。
このような希少性から熱心で密度の濃いファンがおり、ファン作りの視点では他のD2Cブランドとは違った戦略を取っています。

食品D2Cの日本国内の事例③:BASE FOOD

食品D2Cでも話題になることの多い「BASE FOOD」は「BASE PASTA(ベースパスタ)」と「BASE BREAD(ベースブレッド)」を販売しており、両方とも糖質やカロリーも抑えて、さらに1食で1日に必要な栄養素の1/3を摂れる完全食です。

BASE FOODのECショップで販売しており、初回限定50%OFFのスタートセットもご用意あり、初めての方でも試しやすいのが特徴です。

同社は手軽においしく、体にいい主食の開発・販売を手がける、フードテック領域のスタートアップで、資金調達を4億円もしているため、非常に注目されています。

 

食品D2Cの日本国内の事例④:COMP

多くのYoutuberが取り上げたことでも話題になったのが栄養ドリンク「COMP(コンプ)」です。
COMPは、人間が生きていくために必要な全ての栄養素を補える「完全食」で、飲食をする時間がない方などに、栄養と時間を提供することでサポートします。
COMPはビジネスマンや育児をする方や何かに熱中して食事をするのを忘れる方など、「食事をする時間のない人」にターゲットを絞って販売したのが、成功の要因とも言えます。

パウダー、グミ、ドリンクの3種類がありますが、効力は同じで健康に必須な栄養素を理想的なバランスで配合しています。

食品D2Cの日本国内の事例⑤:FUJIMI

D2Cは食品のみならず、サプリメントの領域でもブランドがあります。
FUJIMI(フジミ)はスキンケアサプリを販売しており、20問ほどの肌診断から問診をし、ユーザーに最適なサプリメントをカスタマイズします。
ユーザーの肌状態に合ったサプリメントやフェイスマスクをカスタマイズされ自宅に届きます。
商品は1ヶ月分まとめて送られてきますが、1日分づつ小分けに包装されています。

FUJIMIはインスタグラムのマーケティングが上手く、アカウント開設からわずか半年でフォロワーが10万人になり、20代後半から30代前半女性に支持されています。

 

多くの食品やサプリメントのD2Cブランドが支持されていますが、商品づくりやマーケティングの方法は様々です。
共通点があるとすれば、商品づくりにこだわりを持って、インターネットを上手く活用しユーザーとコミュニケーションを取っていることが成功の要因かもしれないです。
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