D2C

アパレルのD2C企業を3社紹介【オールユアーズ・10YC・ファクトリエ】

アパレル業界ではD2Cを実際に取り入れている企業はたくさんあり、新しいビジネスモデルとしてとても注目されています。
今後もD2C市場は拡大していく見込みですが、そのD2Cの中でももっとも参入企業が多いアパレルについて紹介します。

アパレルD2C①:オールユアーズ

オールユアーズは服をファッションではなく身に着ける道具であるというコンセプトで、着用するときにストレスのかからないことを重視しているブランドです。
見た目がオシャレやかっこいいというだけではなく、実際に生活で直面するさまざまな問題を解決できる服を提供することを目指しています。

オールユアーズでは商品を購入した人のことを共犯者と呼んで、共犯者を募集することをスローガンとして掲げています。
共犯者の方には実際にブランドに参加してもらい、トークイベントやワークショップなどでブランドを体験し、製品開発の中に参加してもらうのです。
実際に服が市場に出る前から関わることができ、ファンの人と一緒に服作りを進めており、ファンとの関係性を重視したビジネスを展開しており、まさにD2Cの代名詞と言えます。

オールユアーズでは服の開発から販売まですべてを自社で担っており、開発にはユーザーに積極的に関わってもらう共創という姿勢を重視しています。
これによって、徐々に支持者を増やすことに成功しており、今ではたくさんの人から支持されています。
ファンとの直接の対話を重視するブランドがオールユアーズであり、ファンと正直に接することを重視しているのが特徴です。

D2Cの販売におけるクラウドファンディングの活用、メリット・事例のご紹介D2Cモデルで効果的な販売方法のクラウドファンディングの導入事例や活用例などをまとめています。...

アパレルD2C②:10YC

10YCは2017年に創業され、D2Cブランドとしてとても注目されています。
大手アパレル出身である下田代表によってクラウドファンティングで服の販売を開始し、そこでの成功をもとに、ECサイトを設立して本格的な販売がスタートしたのです。
製造委託先の工場があり、直接取引をすることによってD2Cのビジネスモデルを成立させています。

10YCは10年着続けたいと思える服であることをコンセプトとし、商品の特徴はベーシックアイテムに定評があるのがあります。販売サイトでは独自の試みとして原価を開示しており、このことが話題となって10YCは注目されるようになりました。

一時期は予想以上に注文が殺到したために商品を補充することができずブランドを一時休止したこともありますが、生産体制の見直しを図り、安定して供給できる体制を整えることに成功したため、多くの注文に対応することに成功しています。

10YCは自社のサイトにショップのページが用意されており、そちらにはさまざまなカテゴリーが用意されています。
欲しい商品をカートに入れて直接注文することができます。
また、服の販売だけではなく、カラーリフォームも実施しています。汚れてしまった服を染め替えることで生まれ変わらせることができるのです。
常設店舗を持たない10YCだからこそいろいろな場所でイベントを開いて多くの人にアピールしており、実際に自社ブランドの洋服を見てもらい、説明をして興味を持ってもらいます。

D2Cモデルの3つの種類【売り切り型・サブスクリプション型・SaaS型】D2Cでも販売の仕方やマネタイズモデルは複数あり、そのうち代表的な3つについて紹介します。...

アパレルD2C③:ファクトリエ

ファクトリエはメイドインジャパンにこだわっているファッションブランドであり、工場直結で販売しているのが特徴です。
職人が情熱を注いで丁寧につくりあげた洋服を提供しており、関連工場は日本の各地に存在していて、信頼できる工場から直販される洋服の質はとても高いです。
そんな服をファクトリエアは自社のECサイトを通じて販売していて、中間業者を介さないことによって、高品質のものを適正価格で提案することに成功しています。

ファクトリエはそれぞれの工場に足を運んで細かな項目をチェックした上で本当に信頼できる工場とだけ提携して、妥協しないものづくりにこだわりのある工場と契約しているのです。
そのため、一見すると非効率的な体制なのですが、だからこそ本当に付加価値のある服を完成できると考えています。
デザインに対しても独自のこだわりがあり、流行が過ぎてしまい着られなくなるような洋服を提案しません。
そうではなくていつまでも着続けることができるようにできるだけモダンでベーシックなデザインにこだわっています。

ファクトリエは自身のECサイト内でそれぞれの商品について丁寧に説明しています
。それぞれの商品の魅力や効果について説得力のある説明をしているため、多くのユーザーから信頼され、たくさんの支持を集めることに成功しています。

 

アパレル業界ではD2C企業が多くあり、今後も注目の市場です。
それぞれの企業は独自の工夫をして成功してD2Cを取り入れている日本のアパレル企業はたくさん存在します。

注目のD2Cの全てを解説!初心者のためのD2C入門!D2C型のビジネスモデル、特徴、メリットデメリットなど、これからD2Cに参入や関わる人を対象にまとめています。...