インバウンドによる外国人の増加や町おこしでの地域活性化などによりツーリズムやアクティビティも多様化してきています。
ツーリズムの宿泊施設もホテル、旅館、キャンプ、コテージ、バンガローなど多岐にわたり、用途や人数に応じて宿泊する施設を選ぶことができます。
この様に宿泊者からすると選択肢が多くなり便利になりましたが、一方事業者からすると競合が多く集客が大変なのも現状です。
この記事ではコテージやバンガローの事業者に向けて、集客の仕方を説明します。
コテージ・バンガローとは
事業者にとっては「コテージ」「ペンション」「グランピング」「バンガロー」「ロッジ」などの違いは分かると思いますが、旅行者からするとこれらの言葉は似た意味を持っており違いを分かっていません。
まずは宿泊者がこれらの言葉をどの様に理解しているのかを説明します。
これらの宿泊施設はキャンプ場などに設けられた宿泊施設を表すことが多く、
「コテージ」は一軒家を一棟まるごと貸し切る宿泊施設のことで、イメージとしては貸別荘に近いです。
家の大きさにより規模も様々ですが、キッチンやシャワーやトイレの設備面、ベットや家具などを備え付けられており、部屋も複数あるため、普通の家として生活することができます。
「ペンション」は民宿で主には家族経営によるアットホームなサービスを提供しています。シャワーやトイレやリビングなどは共通のため、他のコミュニケーションを取ることができます。
「グランピング」は贅沢なキャンプや優雅なキャンプを意味しており、キャンプ施設に備え付けられているテントやキャンピングカーに宿泊することです。
「バンガロー」ば木造の簡易な宿泊小屋で、テントの代わりとして使用する施設です。恒久施設のため、トイレやシャワーなどのインフラも整っておらず、ベットもないため寝袋を利用する必要があります。
「ロッジ」は主に山荘や山小屋などを表すことが多く、用途としてはスキー場のレストランや簡素な山小屋などで利用されます。「バンガロー」と「コテージ」の中間で利用することが多いです。
コテージの集客の仕方
上記で説明した様に、宿泊者の用途によって宿泊する施設が異なります。
グランピングやバンガローはキャンプ客の利用が多く、コテージの場合はキャンプ以外でも大人数での宿泊や学生の合宿などで利用する場合があります。
集客をする上で大前提として必要なのが、コテージの内装や清掃やサービスが充実していることです。これらの宿泊においての最低条件を達成していないのに、集客施策を頑張っても、宿泊者に不快感を与え悪い口コミが流れるため、逆効果になります。
そのため、まずは宿泊者が満足する体験や安心安全な環境を作り、その後に集客施設を考えます。
集客をする上で、自身の施設と周辺施設の情報を知る必要があります。
自身の施設では宿泊者が他のコテージではなく、自身の運営するコテージに宿泊する理由を明確にしなければなりません。
コテージの綺麗さ、広さ、景色の良さ、価格などどれか一つでもいいので、周辺の他のコテージと比較した際に優れている点を見つける必要があります。
また、周辺のコテージの稼働率もできる範囲で調査が必要です。なぜなら、その地域やエリアにコテージでの宿泊需要があるかを知る必要があります。
他の施設の稼働率が高いけど、自身の施設のみ稼働率が低い場合には運営方法やマーケティングを変更すると売上や稼働率は向上するチャンスはありますが、周辺のコテージも稼働率が低い場合はそのエリアに観光客などの人が来ていないため、一つの施設が頑張ってマーケティングも行っても売上や稼働率は向上は難しいです。
集客の方法はオフラインとオンラインがあり、オフラインはチラシや看板のため、費用に対して効果が弱いので、インターネットでのオンラインでの集客施策がオススメです。
具体的にはGoogleマイビジネスへの登録とOTAへの掲載です。
旅行などで宿泊施設を探す際にGoogleで「地名+ホテル」や「地名+コテージ」と検索することがほとんどですので、Googleマイビジネスに登録しておくとこの様に検索された際に一番最初のページにコテージが表示される様になります。
Googleマイビジネスは無料で登録でき、口コミ機能や電話番号やホームページの記載もできるため、効果的に集客をすることができます。
もう一つのオンラインでの集客施策はじゃらんや楽天トラベルの様なOTAです。
外国人の宿泊者をターゲットにしたい場合はBooking.comやExpediaの利用も必要です。
OTAは集客力が高いですが、多くの宿泊施設がOTAで掲載をしているため、OTA内での競争が激化しています。OTAは掲載自体は無料ですが、予約が入るたびに手数料が約10%発生しますので、手数料が高いのは悩みの一つです。
キャンプ場のもっとも集客効果のあるOTAは「TAKIBIキャンプ予約
キャンプやグランピングやコテージなどの施設に特化しているため、利用者属性があったサイトで集客の実施が可能で効率よく行えます。
OTAへの施設の掲載は無料で行えますので、すぐに集客したい方は「TAKIBIキャンプ予約
コテージの集客を考える際に
「コテージの運営の質をあげる」→「周辺コテージの稼働率を調べる」→「自身のコテージの特徴を明確にする」→「Googleマイビジネスでの掲載」→「OTAでの掲載」
この順番で行うと効率的に集客ができる様になります。
