フードロス削減WebプラットフォームTABETE(タベテ)を展開する株式会社コークッキングと福岡市が「フードシェアリングサービスを活用した食品ロス削減効果検証に係る協定」を締結しました。
本協定は、福岡市が重点的に取り組んでいる「福岡エコ運動協力店」の登録・紹介や、コークッキングが実施・運営している「フードシェアリングサービスTABETE(タベテ)」の相互の資源を最大限活用することが目的です。
提携することで、飲食店・小売店等の食品ロス削減及び食品ロス削減に対する市民及び事業者の意識向上及び行動変容を図り、食品ロス削減への取り組みによる効果検証を目指します。
福岡市は以前から飲食店での食べ残しを無くし、フードロスや廃棄物の削減に推進しており、市内の飲食店に「もったいない!食べ残しをなくそう福岡エコ運動」を推奨し、このプロジェクトに取り組んでいました。
福岡県の「福岡エコ運動」に協力や賛同している店舗を「福岡エコ運動協力店」と呼んでいます。
コークキング社は「フードシェアリングサービスTABETE(タベテ)」を軸に、ユーザーが「1品」から「美味しく」「お得」に購入することによって「レスキュー」出来るプラットフォームを構築しています。
地域や行政との取り組みも積極的に行なっており、杉並区とも協力して、フードロスに取り組んでいます。
本協定における両者の役割
福岡市
- 市民・事業者に対する「TABETE(タベテ)」の広報、普及啓発活動
- 福岡エコ運動協力店やエリアマネジメント団体等への「TABETE(タベテ)」の紹介、登録案内等
株式会社コークッキング
- 市民・事業者に対する「TABETE(タベテ)」の広報、普及啓発活動
- 市内における「TABETE(タベテ)」利用実績の報告等
フードロスについて
「フードロス削減」は2016年から2030年までの国際目標であるSDGsの目標12「持続可能な消費と生産」の一つとしても位置づけられています。
日本政府が掲げる「SDGs実施方針」優先課題としても「食品廃棄物の削減や活用」の一環として「食品ロス削減=フードロス削減」が位置づけられています。
フードロスには飲食店の収益の向上はもちろんのこと、資源を無駄にしないことでエコシステムの効率性、貧困地域などへの適正な分配など多くの社会問題を改善することができます。
食べ残しや売れ残りは全国で年間646万トンあり、国民が全員が毎日お茶碗一杯分を捨てていることに相当します。
フードロスに取り組む企業や事例は多くあり、こちらのページで紹介しています。
「福岡エコ運動」
福岡市では「もったいない!食べ残しをなくそう福岡エコ運動」を推進しています。
外食や宴会の際に以下の3点を呼びかけています。
- 適量注文
- 終了10分前の着席完食タイム
- 感謝を込めて最後の一口
福岡エコ運動協力店では店舗でのポスターや食べきれなかった食料の持ち帰りに協力しています。
活動に参加することで、スタッフも積極的にお客様にお声がけをするようにななりました。
食べ残しを減らすために、女性用にボリュームを半分にしたハーフサイズの提供なども工夫も行なっています。
体感値ではありますが、食べ残しが3割削減できたと実感している飲食店もあります。