日本全国にキャンプ場は3,000か所あると言われていますが、そのキャンプ場も4分の1ほどが赤字という状況で他の業界に比べて赤字体質が著しい業界です。
そんなキャンプ場業界で経営を改善するためには、集客が必須ですが、どのように集客したらいいかわからない方もたくさんいます。
今回、キャンプ場の集客やコスト削減などの施策について提案もかねて紹介していきます。
キャンプ場の集客の基本
集客の基本は、口コミと広告で、そのうち口コミで増やすという方法について説明します。
口コミで増やすためには、キャンプ場の利用者に満足していただき、好印象なインパクトを与えることが重要です。
そのために、基本なのが安全安心な施設であり、かつ綺麗であることが重要です。
一方で、キャンプ場ではBBQなどのゴミなども発生しやすく、ゴミ箱の周りが汚かったりするのが現状です。
キャンプ場においては、ゴミは置いて行ってもらうというサービス、手ぶらでキャンプができるホテルや旅館に行ったような手間のかからないキャンプの提案などが挙げられます。
キャンプのごみと言えば、基本は持ち帰りだったり、一歩進んだところでは管理事務所の前のごみ収集場所だったりと言ったものがイメージされます。
しかし、さらに一歩進んでゴミは自分たちの場所に置いて行ってもらうという大胆な施策を行うことでインパクトを与えることができるのです。
利用者側からすれば今までのキャンプの煩わしい部分を解消してくれることでかなり好印象を与えます。
他のキャンプ場では行うところが少ないサービスですから、周囲にも口コミで広げてくれる可能性が高いです。
片付けや処分料などもかかりますが、その分料金を高めにする方法もあります。
別の視点では、手ぶらでキャンプができるサービスも有効です。
最近はファミリー層も軽自動車のミニバンという家庭が少なくありません。
いくら積載量が増えたといってもテントやキャンプ道具まで十分に積むのは難しいと言えます。
そういった層をターゲットにテントの貸し出しはもちろんのこと、燃料や食料に至るまで、こちらが用意するというサービスを宿泊者に対してメリットがあります。
仕入れなどのコストに関しては、事前に予約制にすることを徹底すればそれに合わせて柔軟に対応することが可能です。
イメージとしては、手ぶらで行っても浴衣や朝夕の食事、自販機設置でジュースやお酒、おつまみを用意している旅館やルームサービスで対応するホテルのような仕組みをキャンプ場に持ち込むというもの、近い業態であるグランピングに近づけたキャンプ場というシステムを構築すれば評判になります。
しかし、それらに共通しているのは奇抜さや気軽さと言ったインパクトと快適性を中心にしたものです。
快適性というとキャンプとは矛盾していますが、ファミリー層の場合はキャンプ本来の醍醐味以上に快適性を求めています。
キャンプの集客は初心者にターゲットに
広告で集客をする場合は、初心者をターゲットにするのがおすすめです。
なぜなら上級者ほどお金を出さないため利益が上がりにくいという点が挙げられます。
初心者であればテントも小物も何を用意して良いか分からず、ネットで調べても一式そろえるのに大変なコストがかかることを知り、手ぶらで利用できるキャンプ場はないか探す傾向があります。
一方上級者はキャンプに必要なすべてをそろえているため場所代である少額の費用を支払うだけです。
そういった意味で初心者をターゲットにすれば、その分レンタル料などを支払ってくれるので利益が出しやすいといえます。
ただ、初心者ほどレンタルする品物に対してシビアです。
古いテントやくたびれた寝袋などをレンタルで出せば、かえってネガティブな反応や口コミに変わります。
そのため、コストとレンタルのクオリティを比較しながら極力快適なものを提供することが重要です。

宿泊者の自由度を高め、キャンプの集客を
利用者に自由度を高めることでキャンプ場の魅力を上げることもできます。
快適性とは相反するようなものですが、あえて極端な干渉を行わず事務所からあまり出ないのです。
こまめに出てしまうと受付などでもう一人スタッフが必要になるというのもあります。
しかしホテルのイメージをしてみれば分かりますが、ホテルのスタッフが頻繁に部屋にはきません。
過度な干渉が深層心理で不快感を示すことが少なくありません。
電話番号を教えて電話をしたら対応するというシステムや疑問や気になる点があったら事務所に来てもらうという対応にした方が、利用者は意外と快適に過ごすことができます。
こういった自由度がかえって好感を呼び口コミや再訪につなげることが可能です。
キャンプは、ソロキャンプのブームやアウトドアのアクティビティなどの注目が集まっている現状から、決して絶望的な環境とはいいがたいものがあります。
しかし、収益の確保や集客において壁に当たっているキャンプ場も少なくありません。
そんな中、初心者にターゲットを絞り、サービスの提供や自由度の確保、快適な環境の提供と言ったキャンプ本来の醍醐味とは違ったサービスを提供するのも、集客にとって大切です。
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