iXIT株式会社と株式会社ジーエルシーは共同で開始した小売業向けの注文・店舗受取りのオーダープラットフォーム「Bopis Cloud」の提供を開始しました。
Bopis Cloudのサービス概要
Bopisは「Buy Online Pickup In Store」の略でアメリカでは大手スーパーマーケットのウォルマートが導入している販売方法で、インターネットで注文した商品を店舗で受け取るサービスです。
非対面での商品受け取りや店舗の行く前に商品を購入することで、店舗に行って購入できないことなどを避けることができます。労働人口が減少しており採用が困難な点や、コンビニや小売業のサービスが多様化することによって従業員の業務が増えてルコとによる負担と業務効率の悪化が懸念される現代において、Bopisは新たなビジネスモデルです。
「Bopis Cloud」 は、BOPISを行うためのシステムプラットフォームで、モバイルオーダーに必要な機能をワンストップで提供することができます。加えて、レジ・POS、ロッカー、AIチャットボット、デジタルサイネージ等の関連システムとも連携可能ですので、現在利用しているサービスとも連携することが可能で、ロッカーとも連携しており、いつでも商品を受け取ることができます。
「Bopis Cloud」を図で表したものは下記になります。
「Bopis Cloud」は、各種周辺サービスとの連携を行うことが可能で、現在導入しているサービスごとに適切なソリューションを導入することで、顧客満足度の向上と業務効率の改善に繋がります。
チャットボットの多言語AIコンシェルジュシステムと連携しており、「売り場や商品の在庫情報の自動応答」や「デジタルサイネージの活用」「スマートフォンやSNS公式アカウントへのチラシやクーポンのPUSH通知」などが行えます。
宅配ロッカー業界No.1の株式会社フルタイムシステムのロッカーシステムである「フルタイムピックアップロッカー」と、「Bopis Cloud」を連携させ、小売業向けの“ネット注文・店舗受取”サービスの構築支援を実施します。
「Bopis Cloud」導入の際サービス立上げを実現のため、運営に必要な管理機能を提供し、既存業務システムとの連携の整合、業務設計、店舗における業務開始の支援等などを実施します。
Bopis Cloudのメリット
Bopis Cloudの利用は店舗と顧客それぞれにあります。
店舗や小売業にとっては、省人化や省スペース化による収益改善ができます。
小売業の収益構造の特徴として、家賃と人件費が高く、営業利益率が低くなる傾向にあります。
また、少子高齢化で労働人口が減少しており、外国人人材の採用などもしていますが、採用が難しいのが現状で、その状況の中省人化ソリューションが必要です。
Bopis Cloudではロッカーが店員の代わりになるため、省スペースで人の代わりになるサービスです。
また、データの蓄積や活用をより一層できるようになります。小売業の実店舗で顧客属性や顧客行動などのデータを集めるのは難しかったですが、Bopis CloudではECと連動するため、プラットフォーム上にのることで、より多くの顧客データの蓄積され、チャットボットやダイレクトメールやCRM施策などに活用することができ、パーソナライズマーケティングやOMOマーケティングをより効果的に行うことができます。
一方で、顧客(消費者)のメリットは必要な商品を、手元のスマホアプリで、隙間時間で購入し、当日、指定した時間での受取りが可能です。商品探索時間、買い回り時間、レジ待ち時間など、買い物に関わる時間を削減できるだけでなく、送料の節約にもなります。
Bopisという新しい販売方式の最新のITサービスとして、非常に注目されています。